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生物としての循環のルール       2022 . 5 . 2

 

エコロンシステムは土壌微生物を活用して、電気や薬品を使わずに家庭排水を最大限きれいにして自然界へ還元するものです。

土に還すという基本(根源)的な自然界のルールを守るということを、最も重要な技術と位置づけています。

土の上で生きている生物は皆、排泄物を土に還します。水の中で生きている生物は水に還す。

で、あるならば土の上で生きている我々は、土に還すのが本来の約束です。

現在のように処理場に集めて、川から海へと流すことは間違いということです。

*循環.『共生』と『共死』

あらゆる生き物は、お互いの命を投げ出しあって、互いの命を支え合っています。

どんなに強い動物でも、死んだらほかの動物に食べられます。

ライオンでもゾウでも、死んだら食べられます。

食べられないとしても、最後は微生物に分解され土に還り、植物の栄養として循環の役割を果たすのです。

我々だけがこの循環の役割を、全く果たしていません

そもそも、人間が一生物として自然界に循環させるものは、肉体と排泄物以外ないのです。

我々は死を迎えても、火葬されて土には還れません。

排泄物も土に還さないとすれば、我々は循環という輪の中に、生物としては全く参加していないということになります。

毎日、食べ物についは必死に考えているのに、それが排泄物になってしまうと、一秒でも速く目の前から消えてくれるのを願うばかりです。

「自然に従って生きる」「共生循環」という言葉をよく耳にしますが、「自然界の何に従って生きるのか?」「何を循環しなければならないのか?」という事を、まったく考えていないように見受けられます。

排泄物はお金をだして、他の人が処理してくれる物。自分の人生には全く関係ない物。

これが、我々が望んでいる未来へと繋がっている考えや行動とは、どうしても思えません。

命を互いに出しあって支え合う事が前提の自然界で、基本(根源)的なルールを守らない生物(人間)を、他の生物たちが黙って見逃してくれるはずがありません。

​すでに、反撃が始まっているのでは?と感じている方も、少なからずおられると思います。

弱肉強食も、このルールを守った上で成り立っているという事を、改めて認識する時です。

今、我々はあまりにも生物循環のルールを蔑ろにしています

環境問題解決に向かっての取組みは大切な事ですが、基本(根源)を押えての取組でなければ、いずれは破綻し意味のないものになります。

皆さんは良くご存知のはずです。    基本を飛ばせば、振り出しに戻る事を . . 。

 

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